日曜日は教会へ:📖『ロバを探して』~何気ない日常の中にある神様の導き~

2026年10月から11月1週目の教会の生花 教会
教会に生けられている花が、10月から11月の花に変わりました。
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2026年11月に入りました。

今年の5月から、月の最初の日曜日には、旧約聖書の「サムエル記」からメッセージを聞いています。

サムエルが生まれたのは、聖書に「主のことばがまれであった」と記されている時代でした。

これまでの学びを振り返ってみると――

⚔️ 8月:イスラエルがペリシテ人に敗れ、契約の箱まで奪われる

🙏 9月:イスラエルが神に立ち返り、サムエルの祈りを通してペリシテ人から救われる

👑 10月:イスラエルの民が神の導きよりも人間の王を求め、神は警告を与えながらも、その願いを聞き入れられる

そして11月。いよいよイスラエル最初の王となるサウルが登場します。

👑 王を求めたイスラエルの民

先月のサムエル記第一8章では、イスラエルの民が「私たちにも王を立ててほしい」と求めた場面から学びました。

当時、イスラエルを導いていたサムエルは、すでに高齢になっていました。

その息子たちは父親のように正しい裁きを行わず、賄賂を受け取って公正さを曲げていました。

こうした状況に不安を感じたイスラエルの長老たちは、サムエルに王を立てるよう求めます。

周囲の国々には王がいて、軍隊を率い、国を守っていました。イスラエルの民も、他の国々と同じように、強い王に守られた豊かな国を望んだのでしょう。

しかし、イスラエルは他の国々とは異なる、特別な国でした。

イスラエルを本来治めるのは、人間の王ではなく、神ご自身だったのです。

神様は、民が王を求めたことについて、神ご自身を王として退けたのだとサムエルに語られました。

サムエルは、王を立てれば民に重い負担が生じることを警告します。

それでも、民は王を求め続けました。

そこで神様は、サムエルに「彼らの声を聞き、彼らに王を立てよ」と命じられます。

神様は、民の願いを喜んで認められたわけではありません。警告を与えたうえで、その願いを聞き入れられたのです。

こうして、イスラエルは王を持つ新しい時代へと歩み始めます。

🫏 今日のメッセージは『ロバを探して』

今日の礼拝メッセージのタイトルは、『ロバを探して』。

聖書箇所は、サムエル記第一9章1〜17節でした。

いよいよイスラエルの最初の王となるサウルの物語が始まります。

ところが、その始まりは意外なものでした。

王になるための特別な訓練でも、戦いでの華々しい活躍でもありません。

なんと、いなくなったロバを探す旅だったのです。

🌱 背が高く、容姿の美しい青年サウル

サウルは、イスラエルの十二部族の一つ、ベニヤミン族の出身でした。

父親のキシュは有力な人物で、サウルは恵まれた家庭に育った青年でした。

聖書には、サウルは容姿が美しく、イスラエルの誰よりも背が高かったと記されています。

見た目にも立派な好青年だったのでしょう。

また、今回の物語からは、父親を思いやり、従者の意見にも耳を傾けるサウルの姿がうかがえます。

しかし、この時点でサウル自身は、まさか自分がイスラエルの王になるとは思ってもいませんでした。

🫏 いなくなった雌ロバを探して

ある日、父キシュが飼っていた雌ロバが何頭かいなくなってしまいました。

父親はサウルに、従者を連れてロバを探しに行くよう頼みます。

サウルは父親の言いつけに従い、野を越え、山を越え、あちらこちらを探し回りました。

しかし、いくら探してもロバは見つかりません。

とうとうツフの地まで来たところで、サウルは従者に帰ろうと提案します。

ロバのことよりも、父親が自分たちの身を案じているのではないかと心配したのです。

そんなサウルに、従者が一つの提案をします。

「この町には尊敬されている神の人がいます。その人に尋ねてみてはどうでしょうか」

神の人なら、ロバの行方を教えてくれるかもしれないというのです。

サウルは、神の人に差し上げる贈り物がないことを心配します。

すると従者は、自分が銀を持っているので、それを贈り物にしようと提案しました。

こうして二人は、神の人を訪ねることにします。

この「神の人」こそ、預言者サムエルだったのです。

💧 偶然のように見える出会い

町へ向かう途中、サウルたちは水を汲みに来た娘たちに出会います。

娘たちに神の人がいるか尋ねると、ちょうどサムエルが町に来ていることを教えてくれました。

しかも、その日は高き所でいけにえをささげる日だったため、急げば会えるというのです。

二人は町へと急ぎます。

すると、まさにサムエルがこちらに向かって歩いてくるところでした。

何とも不思議なタイミングです。

ロバがいなくなったこと。

従者が神の人を訪ねようと提案したこと。

水を汲みに来た娘たちに出会ったこと。

そして、ちょうどサムエルがそこにいたこと。

一つひとつは偶然の出来事のようにも思えます。

しかし、この出会いには、神様の大きなご計画が隠されていたのです。

👑 神様はすでにサウルを選んでおられた

ここで、物語の重要な事実が明らかになります。

実は、サウルが訪ねてくる前日、神様はすでにサムエルに語りかけておられました。

翌日、ベニヤミンの地から一人の人物を遣わすので、その人物に油を注ぎ、イスラエルの指導者とするよう命じられていたのです。

そして、サムエルがサウルを見たとき、神様は、この人物こそ民を治める者であると示されました。

つまり、サウルはロバを探していたつもりでしたが、実は神様がサウルを探し出しておられたのです。

サウル自身は、自分が神様によって選ばれていることなど、まだ知りません。

ただ、父親に頼まれた仕事を果たそうとしていただけでした。

しかし、その何気ない日常の出来事を通して、イスラエルの歴史を大きく変える出会いへと導かれていったのです。

なお、実際にサウルが王となるための油を注がれるのは、続く10章1節のことです。

✨ 神様の導きは、何気ない日常の中にも

今回のメッセージで印象に残ったのは、サウルが王になるためにサムエルを訪ねたわけではない、ということです。

サウルにとっては、ただ父親のロバを探すための旅でした。

しかし、神様はその旅を通して、サウルをサムエルのもとへと導かれました。

私たちの日常生活でも、思いがけない出来事や予想外の出会いがあります。

予定していたことがうまく進まなかったり、遠回りをすることになったりすることもあります。

その時には、なぜこんなことが起こるのだろうと思うかもしれません。

しかし、後になって振り返ると、あの出来事が大切な転機だったと気づくことがあります。

もちろん、すべての出来事について、神様のご計画をすぐに理解できるわけではありません。

それでも、今回のサウルの物語は、私たちが気づかないところでも神様が働いておられることを教えてくれます。

神様の導きは、特別な出来事の中だけでなく、何気ない日常の中にもある。

そして、自分では思いもしなかった道が、神様によって開かれていくことがあるのです。

今回のサムエル記から、そんなことを学びました。


📝 11月の学びを一言でまとめると

🫏 11月:失われた雌ろばを探す旅に出たサウルが、神の導きによって預言者サムエルと出会う

私たちにも、神様が備えてくださっている出会いや、新しい道があるのかもしれません。

そんなことを思いながら、今週も歩んでいきたいと思います。

2026年10月から11月1週目の教会の生花
教会に生けられている花が、10月から11月の花に変わりました。

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