常磐線の旅、水戸へ。車窓と時間の流れを感じて
ひたち号やときわ号に乗るのは、これまで数えるほどしかありません。
2000年ごろは、仕事で研究学園都市・つくばへ通うため、常磐線で牛久駅まで行くことが多かったのですが、つくばエクスプレスの開通以降は、すっかりその機会もなくなっていました。
今回、久しぶりに乗る常磐線。
目的地は、水戸です。
🚄 ときわ号とひたち号の違い
常磐線の特急には、主に2種類あります。
- ときわ号:品川〜水戸(停車多め・近距離)
- ひたち号:品川〜仙台(速達・長距離)
今回は、ときわ号。
東京 → 上野 → 柏 → 土浦 → 石岡 → 友部 → 水戸と進んでいきます。
✨ 上野での“ご褒美シーン”
上野付近では、ほんの一瞬だけ、北陸新幹線と並走することがあります。
数秒だけの並走ですが、
「在来線特急 vs 新幹線」という構図に、ちょっとテンションが上がりました🚄✨
さらに右側の車窓からは、かつての上野駅の名残を感じる街並みも。
低層の建物、細い路地、昔ながらの看板や飲食店。
高架と密接に共存するその風景には、昭和のターミナル駅の面影が残っていました。
上野はかつて、東北・常磐方面への「北の玄関口」。
集団就職で多くの人が降り立った場所です。
今はその役割も分散され、
時間の流れがゆっくりなエリアが、静かに残っているのかもしれません。
🌿 関東平野を抜けて
江戸川を越えると、景色は一変。
関東平野の町並みが、どこまでも続きます。
柏は大きなターミナル駅。
つくばエクスプレスは通っていませんが、JRと東武線が交差する交通の要所です。
さらに進むと郊外の雰囲気が濃くなり、
我孫子では成田線が分岐。右側の窓からは、その線路と列車も見えました。ラッキーだったかも。
そして、いよいよ利根川へ。
日本最大の河川です。
本来なら雄大な景色が広がるはずですが、鉄橋が続き、川面を見下ろすことは、、出来なかったです。
この区間は、左側の窓の方が良さそうです。
⏳ 昔の自分と、今の自分
牛久や土浦には、かつて仕事で何度も訪れていました。
町田から通っていたと思うと、かなりの距離です。
それでも当時は、車窓の景色を楽しむ余裕なんてなかった。
今こうして眺めていると、
「なんてもったいないことをしていたのだろう」と思います。
けれど、時間は止まりません。
ただ静かに、そして確実に流れていきます。
🌊 土浦から水戸へ
土浦手前では、霞ヶ浦へと流れ込む川を渡ります。
日本で2番目に大きな湖へ続く水系です。
土浦を過ぎると、もう馴染みのないエリア。
貨物列車とすれ違いながら、列車は北へ。
そして、水戸に到着。
ホームに降りると目に入るのが、
「常陸野ネストビール」の広告。
“常陸(ひたち)”という地名。
常磐線の名前も、常陸と磐城から来ているのだと、改めて実感します。
🏙 水戸という街
県庁所在地だけあって、水戸は思った以上に大きな街でした。
- 水戸:歴史(⽔⼾黄門)で知られる街
- つくば:研究学園都市としての新しい知名度
同じ茨城でも、対照的な個性があります。
🌅 千波湖の朝散歩
翌朝は、駅からほど近い湖へ。
千波湖です。
湖は一周約3km。
歩いて30〜40分ほどのちょうどいい距離です。
ほぼフラットで歩きやすく、白鳥や黒鳥がゆったりと泳いでいます。
朝の空気の中、ランナーの姿もちらほら。
桜の季節でしたが、この日はまだほとんどが蕾。
それでも、なぜか一本だけ見事に咲いている木があり、少しだけ春を感じることができました。
水戸駅から桜川沿いに歩けばすぐ。
途中で橋を渡って湖側の遊歩道へ入ることもできます。
整備された道で、散歩にはとても気持ちのいいコースです。
ふと、博多の大濠公園を思い出しました。
似ているような、でも少し違う、そんな水辺の風景です。
🍲 水戸の味とお土産
今回の楽しみのひとつ、食も満喫。
- あんこう鍋(山翠)
- そぼろ納豆(ポリポリ大根入り)
- 干し芋「紅はるか」
どれも、水戸らしい味ですね。
🚄 連休最終日、水戸からの帰路
帰りは少し甘く見ていました。
水戸駅で特急に乗ろうと切符売り場へ向かうと——
夜近くまで満席。
連休最終日、さすがです。
🎫 自由席がない特急の“裏技”
ひたち号や
ときわ号には、自由席がありません。
でも実は、「座席未指定券」というものが買えます。
これは
座れる保証はないけれど、とりあえず乗れる特急券。
空いている席があれば座ってOK、
ただし指定席の人が来たら移動、という仕組みです。
🧍♂️ 現実は甘くなかった
今回はその「座席未指定券」を約4000円で購入し、いざ乗車。
しかし——
満席どころか、
空席はひとつもなし。
🚉 水戸 → 上野、まさかの直行
乗ったのはひたち号。
水戸を出ると、
次の停車駅はなんと——
👉 上野。
つまり、
途中で席が空く可能性はほぼゼロ。
😇 デッキで過ごす特急時間
結果、どうなったかというと…
👉 上野までずっとデッキで立ち尽くすことに。
特急料金を払って、立ち乗り。
なんとも言えない体験ですが、
これもまた旅の一部かもしれません。しかし、凄く疲れた行程となりました。
🧭 今回の学び
- 連休最終日は想像以上に混む
- 座席未指定券は「乗れる」だけで「座れる」とは限らない
- 特に水戸 → 上野のひたちは要注意(途中で空かない)
🌿 それでも思うこと
少し疲れましたが、
こういう「計画通りにいかない感じ」も含めて旅。
次はちゃんと指定席を取ろう、と思いつつ、
また常磐線に乗る日も、いつか来る気がします。
🚶♂️ また来たい、常磐線の旅
松尾芭蕉の「奥の細道」とは違うルートですが、
この常磐線の旅も、なかなか味わい深いものです。
次はぜひ、梅の季節の偕楽園へ。
そしてまた、ゆっくりと車窓を眺めながら。
そんな旅もいいなと思いました。

