GW最終日に訪れた「あやせローズガーデン」——無料とは思えない“貴族の庭園”でした
令和8年のゴールデンウィーク最終日。朝8時過ぎに自宅を出て、神奈川県綾瀬市にある あやせローズガーデン へ行ってきました。
前日は夏日のような暑さでしたが、この日は一日中どんよりとした曇り空。結果から言えば、これが大正解。薔薇をゆっくり鑑賞するには、むしろ最高の天気でした。
無料とは思えない、圧巻のローズガーデン
有名なローズガーデンは、見頃シーズンになると入園料が高めに設定されることも多く、無料で楽しめる機会は意外と限られています。
その点、あやせローズガーデンは驚きでした。
綾瀬市のシンボルである「バラ」を中心にしながら、宿根草や草花との組み合わせも美しく、庭園全体が非常に丁寧にデザインされています。令和7年5月にリニューアルオープンしたそうで、今年でまだ2年目。それでいて完成度が高い。
しかも無料。
正直、「無料だから、ほどほどかな」と少し思っていたのですが……完全に予想を裏切られました。
まさに、“貴族のバラ庭園”。
見頃のタイミングも完璧で、何百種類、何百本という薔薇が咲き乱れる光景は、圧巻のひと言でした。
ウェルカムガーデンをはじめ、11のテーマガーデンを巡ることができ、歩くたびに景色が変わる。これは本当にすごかったです。
綾瀬市といえば、「駅がない市」
綾瀬市といえば、鉄道ファン界隈ではかなり有名な特徴があります。
それは、
「神奈川県で唯一、鉄道駅が存在しない市」
ということ。
しかも、市や市民がその点を半ば“自虐ネタ”として扱う文化があるのも面白いところです。
たとえば有名なのは、
- 「綾瀬市に行くには、結局バス」
- 「綾瀬駅は東京都足立区にある」
- 「神奈川県で唯一、鉄道駅がない市」
……など。
実際、東京メトロ千代田線・JR常磐線の 東京メトロ千代田線 の「綾瀬駅」は、名前こそ“綾瀬”ですが所在地は東京都足立区。綾瀬市にはありません。
ちなみに、私が1994年から7年ほど通っていた化学会社の研究所も綾瀬市にありました。研究所名は「東京研究所」。こういう“あるある”も、なんだか懐かしいですね。
綾瀬市は、
- 小田急小田原線
- 相鉄本線
- JR相模線
などに囲まれているのですが、市内に駅がありません。
そのため、
- 海老名駅
- さがみ野駅
- 長後駅
などから、バス利用が基本になります。
GWの渋滞を避けて、電車とバスで向かう
GW期間中だったので、車で行く選択肢は最初から断念。
多摩南エリアから向かう場合、海老名駅か大和駅経由が一般的です。
今回は 町田駅 から、小田急線の快速急行・小田原行きに乗車。当初はそのまま海老名まで行くつもりだったのですが、ふと思い立って 相模大野駅 で各駅停車の江の島行きへ乗り換え、大和経由ルートに変更しました。
そこから相鉄線で さがみ野駅 へ。
さらに神奈中バスへ乗り換え、光陵公園北側の「観音入口」で下車しました。
朝9時台、ローズガーデン開園直後のバスでしたが、車内は驚くほど空いていました。
「Secret Garden」に感じた、小説との重なり
今回、特に印象に残ったのが「Secret Garden」というエリア。
実は、このローズガーデンを訪れる前に、偶然にも The Secret Garden を読んでいました。
淡く優しいパステルカラーの薔薇、整えられたアーチ、ナチュラルガーデン風の植栽。
一瞬、「小説の庭園も、こんな雰囲気だったのだろうか」と錯覚するほどでした。
もちろん、実際にはかなり違います。
小説『秘密の花園』に登場する庭は、長い間閉ざされ、人々から忘れ去られていた“再生”の象徴。一方、あやせローズガーデンのSecret Gardenは、現代的に演出された癒やし空間です。
「可愛らしさ」
「開放感」
「映える景観」
を楽しみながら、ゆっくり散策できる場所。
そう考えると、あやせローズガーデンは、“隠れた花園を見つける楽しさ”を現代風に再解釈した空間なのかもしれません。
ベンチに座って、ゆっくり過ごす時間
園内にはたくさんのベンチが設置されていました。
歩き回るだけではなく、座ってぼんやり薔薇を眺める時間が取れるのも、このガーデンの魅力です。
ベンチに座りながら、昨年晩秋に訪れた 七国山 で出会った、ひとり暮らしの方のお庭を思い出しました。
あの時座らせていただいた庭のベンチ。
きっと今頃、そこでも薔薇が咲き乱れているのでしょう。
帰りはレンタルサイクル、そして海老名で餃子定食
帰りは、公園内のレンタルサイクル駐輪場から、さがみ野駅近くまでサイクリング。
道路はすでに渋滞していたので、自転車移動を選べたのはかなりラッキーでした。
その後、お昼時に 海老名駅 へ。
結果として、これも大正解。
5年前に開業した ロマンスカーミュージアム の前を通りながら向かったのは、肉汁餃子のダンダダン 海老名店 。
休日でも比較的リーズナブルな定食をいただけました。
肉汁たっぷり、皮はもちもち系。
海老名駅周辺は人であふれていたのですが、不思議と店内は落ち着いていて、ゆっくり昼食を楽しむことができました。
海老名は、
- 小田急線
- 相鉄線
- JR相模線
が集まる交通結節点。
「あやせローズガーデン」と組み合わせて半日散策する人も、実は多いのかもしれません。
綾瀬市をぐるっと巡る、小さな旅
帰りは JR相模線 で 橋本駅 へ。
結果的に、綾瀬市を時計回りにぐるっと巡るような移動になりました。
最初は、ただ「薔薇を見に行こう」くらいの気持ちだったのですが、終わってみれば、予想以上に豊かな半日旅。
次は、秋バラが楽しめる10月頃に訪れてみるのも良いかもしれません。

