音楽鑑賞:シリーズ杜の響きVOL.54 クァルテット・インテグラ

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🎻 音楽の秋、2回目の音楽鑑賞記事

――若き弦楽四重奏団と、深く濃い名曲たち――

このブログで音楽鑑賞について書くのは、実は今回が2回目
一年のうちに数回だけ巡ってくる「第5土曜日」という、ちょっと特別な日に、また一つ忘れられないコンサート体験が加わりました。

📅 きっかけは「神奈川イベントカレンダー」

2025年は8月に続き、11月も「土曜日が5回ある月」。
8月に青葉台のフィリアホールで手に入れた神奈川イベントカレンダーが、今回は大活躍しました。

このカレンダーは、神奈川県内22会場のイベントを月ごと・エリアごとに一覧できる優れもの。
その中で目に留まったのが、橋本駅すぐそばにある「杜のホールはしもと」で行われる弦楽四重奏公演でした。

出演は、若き4人組
クァルテット・インテグラ

これは行くしかない、と思いチケットを購入。
ちなみにこのホールのチケットは、橋本まで行かなくても相模原市民会館相模女子大学グリーンホールで買えるのも嬉しいポイントです。

🍁 11月末、音楽の秋を味わう

紅葉も一段落する11月末。
「音楽の秋」をじっくり味わうには、これ以上ないタイミングだと感じました。

前回と同様、事前予習をしてからコンサートへ。
今回はYouTubeではなく、Apple Musicを活用しました。

  • 1億曲以上が定額で聴き放題
  • CD音質以上で気軽に再生
  • プレイリストに入れて繰り返し聴ける

この「何度も同じ曲を聴ける」という体験は、クラシックの予習にとても向いています。

📖 当日のパンフレットで、視点が深まる

会場で手に取ったパンフレットには、音楽美学・音楽評論家の堀朋平さんによるプログラム・ノートが掲載されていました。
事前にChatGPTで整理していた自分のメモと照らし合わせることで、理解がさらに立体的に。

ここからは、自分用の整理メモも兼ねて、曲ごとの気づきをまとめておきます。

🎼 ベートーヴェン

弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3《ラズモフスキー第3番》

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

  • モーツァルト没後の翌年、22歳で音楽の都ウィーンへ
  • 36歳になるまで手をつけなかったジャンルが「弦楽四重奏」
  • 「ラズモフスキー」とは、この作品を委嘱した人物
  • 当時から非常に人気の高い名曲

楽章ごとの印象

  • 第1楽章:暗闇に沈むような不協和音。オペラの地下牢のよう
  • 第2楽章:アンニュイで親しみやすいが、どこか影がある
  • 第3楽章:優雅なメヌエット。三拍子にウィーンの空気
  • 第4楽章:きらびやかで高度なフーガ。聴く側は最高に楽しい

🎼 シューベルト

弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D887

フランツ・シューベルト

  • 14歳で弦楽合奏を書き始めた天才
  • 巨人ベートーヴェンへの複雑な感情
  • 作曲した最後の弦楽四重奏曲
  • 「シューベルト最大規模の四重奏曲」

楽章ごとの印象

  • 第1楽章(21分):冒頭のトレモロと極端な強弱の衝突
  • 第2楽章(12分):孤独、祈り、深い嘆きの世界
  • 第3楽章(6分):スケルツォ。混沌と疾走、夢の踊り
  • 第4楽章(11分):死の舞踏。技巧的だが爽快

🌍 クァルテット・インテグラという存在

クァルテット・インテグラは、2015年に桐朋学園高等学校在学中に結成
主要国際コンクールでの受賞を重ねる、日本発・世界水準の若手弦楽四重奏団です。

現在はドイツのHannover在住。
日本に一時帰国し、最初の演奏地が「橋本・杜のホール」だったというのも、どこかご縁を感じます。

👀 前方席で体感した「四人で一つ」

私の席は前方右側。
弓さばきだけでなく、表情まではっきり見える位置でした。

指揮者のいない弦楽四重奏。
なぜここまで息が合うのか――

  • 出だしは無言の合図
  • 呼吸と身体の動きがサイン
  • 演奏中は「聴き合い」「擦り合わせる」感覚

気づけば、四人で一つの生き物のような動きに見えてきます。

問いかけ、応答し、割り込み、また全員で結論へ向かう。
難曲の第4楽章を全員で乗り越えていく姿に、思わず胸が熱くなりました。

✍️ サイン会で知った、もう一つの物語

終演後、アルバム購入者向けのサイン会へ。
そこで、チェロ奏者が韓国出身であることを知ります。

国境を越えて結成された四重奏団。
しかも2025年には福井県でも演奏していたと知り、完全に「推し」に。

🎧 これからの楽しみ方

今は、別の演奏家による同じ曲を手軽に聴ける時代
今回の学びは一つ。

もっと徹底的に聴き込んでから、コンサートに行くと、さらに楽しい。

情報量という点では、

  • YouTube:演奏の種類・数は圧倒的
  • Apple Music:音質と使い勝手が抜群

この二つをうまく使い分けながら、
次の「音楽の秋」も、また一歩深く味わってみたいと思います 😊

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