藤田晋さんの本を、今あらためて読み返してみた
ずっと以前に読んでいた、藤田晋さんの本。
ふとしたきっかけでページをめくり直してみたら、「ああ、これは今の自分にも刺さるな」と思う言葉が、思った以上に多くありました。
今回は、その中でも特に印象に残ったポイントを、ブログ的に整理して振り返ってみたいと思います。
まずは、私なりの「10の要点メモ」
読んでいて、強く残ったのが次の10点です。
- 「仕事を通じて成長した人ランキング」があれば、間違いなく上位に入る人
- 優先順位は、理屈より肌感覚と直感で決める。直感力を鍛える
- 「会社にとって自分は代替不可能だ」と本気で思えているか
- 前向きな気持ちの時のほうが、起業も転職もうまくいく
- 脱落しがちな人の共通点
- 忍耐力がない
- 目標設定が低い
- 変化を嫌い、頑固
- 若い頃から“監督業”に回りすぎると、尊敬されなくなる
- ワンマン社長は、実はイエスマンの連鎖が生む
- 部下は「自分の頭で考える」ことが大事
- 自律しない組織は、確実にスピードが落ちる
- 何が起きても「自分の責任」と捉えられる打たれ強さ
- ネットは丸裸メディア
- 頭のレベルまで見透かされる
どれも、経験を積んだ今だからこそ、重みが増して感じられる言葉です。
同じ福井県出身というご縁
藤田晋(すすむ)さんは、福井県出身。
私は、気になった福井県出身の方を、このブログで取り上げることが時々あります。
これまでに紹介してきたのは、例えばこんな方々。
- 笠原 良策
江戸末期、福井藩に属していた町医者 - 森田 理紗子
「きみとバンド」メインボーカル兼ギター/越前あわら観光大使 - 辻 喜久栄
あらうみ音楽教室のピアノ講師(←相模原つながり) - 藤田 晋
サイバーエージェント創業、ABEMA社長、Mリーグチェアマン
出身地が同じ、というだけで、なぜか勝手に親近感が湧いてしまいます。
サイバーエージェント、ABEMA、Mリーグとは?
サイバーエージェント
ABEMAは知っているけれど、サイバーエージェント自体は初耳という方も多いかもしれません。
サイバーエージェントは、
日本でまだインターネット広告がほとんど普及していなかった時代に、
- 企業は
「Webでどう集客すればいいのか分からない」 - という課題に着目し
成果報酬型・運用型広告モデルをいち早く導入した、
いわば「ネット広告ネイティブ企業」です。
Mリーグ
Mリーグは、麻雀リーグ。
野球やサッカーのようなスポーツリーグ型モデルを、麻雀に持ち込んだものです。
- プロ麻雀によるチーム対抗戦
- ABEMAで観戦可能
という、新しいエンタメの形ですね。
Amebaブログ
Amebaブログは、今も事業の中核。
芸能人・有名人が多数利用しており、アクセスの約4割はモバイルからだそうです(←この本が情報源)。
この本が書かれたタイミングも印象的
藤田さんがこの本を出したのは、35歳。
まさに、働き盛りのど真ん中。
日経ビジネスアソシエで連載されていた
「渋谷で働く社長のキャリアアップ塾」を書籍化したもので、
- 3年半
- 80回以上のコラム
その中から、厳選された内容だけが一冊にまとめられています。
私の勝手な再整理(テーマ別)
ここからは、内容をテーマごとに整理した「私なりのまとめ」です。
① 職場に不満がある人に
- まずはアドバイスをもらう
- 優先順位を見直す
- 無理はしすぎず、ほどほどに断る
- それでも、上司が望むことはきちんとやる
② 成長スピードを上げたい人に
- 効率より場数
- まずは結果を出すことに全力
- 「できる人」より「志の高い人」と付き合う
- 軽いモチベーションでも、地味な仕事を続ける
- 「やらないこと」を決める
③ 円滑な意思疎通のために
- コミュニケーション能力は、笑顔に出る
- 相手の気持ちを読む
- メールを書く力は、会話力と同じくらい重要
- ブログの力は侮れない
- プレゼンでは、相手に話をさせる
- 場を和ませることも大切
④ 初めて上司になる人へ
- 部下は盛大に、頻繁に褒める
- 小さな「褒め」を積み上げる
- 将来助けてくれる部下を育てる
- 弱みも見せる
- ゴールを常に示す
- アイデア出しはベテランの仕事
- 管理職を避け、専門職を極める道もあり
- 孤独と批判に耐える強さが必要
⑤ 自ら考え実現するために
- 情報収集量を増やす
- 「顧客第一主義」に惑わされすぎない
- 自分の失敗パターンを分析する
- アイデアを褒められても浮かれない
- 会議はスクラップ&ビルド
- 会議前のシミュレーションが重要
- 合宿は視点を変える効果がある
⑥ 今すぐ結果を出すために
- 「いつまでに?」を明確に
- メールを見すぎない(ゾーンに入る)
- メモを取る人は信用される
- 情報共有の仕組みを作れる人が、本当に優秀
- 問題が起きたら、最低ラインを早く引く
- 会社とのドライすぎる関係はモラルを下げる
- ネーミングとスローガンに知恵を絞る(例:2駅ルール)
⑦ オフの成長するために
- 新聞は興味のない面も読む
- 移動時間はビジネス書
- 「これは」と思う本は何度も読む
- 勉強への投資は惜しまない
- 酒の席は心から楽しむ
- 公私は無理に切り離さない
⑧ 藤田晋の経営者ブログ
- 自分より前を走る人と付き合う
- 現場を離れすぎない(兼務する)
- フラットな組織を作る
- ネットは、やはり丸裸メディア
おわりに
何年も前に読んだ本なのに、
今読み返すと「今だから分かる言葉」が、確かにあります。
若い頃に刺さった部分と、
今になって刺さる部分が違う。
それ自体が、少しは前に進めている証拠なのかもしれません。
また、時間を置いて読み返したくなる一冊でした。
藤田晋の仕事学(2009)自己成長を促す77の新セオリー(日経ビジネス文庫)



