30回以上前のウェブサイトを作る記事「アイキャッチ画像の充実に加えて、今後実施していくこと」の中で、アイキャッチ画像を整えつつ、Google Analyticsによるサイト解析を行うことを予告していました。Googleアナリティクスは設定しただけ😅なので、サイトのアクセス解析が一切行われていません。
前々回は「記事一覧のページでアイキャッチ画像の下に好感が持てるシンプルな抜粋を表示させる」試みを行い、前回は「表と裏の顔？WordPressでの抜粋とメタディスクリプションの違い」でSEO対策に踏み込んだ記事を書き始めました。
SEO対策をどんどん進める前に、サイトのアクセス解析を行なって、SEO対策の強化の必要性を認識したいと思います。
どういったデータを取得できるのか？ 「GA4の設定の前に」の記事で参考にした、YouTubeのSEO相談室チャンネルの「Googleアナリティクス4（GA4）の設定方法を徹底解説【完全版】」で改めて整理してみると、GA４では、ページを見る（訪問する）というアクション（＝ページビュー）ではなく、ページを訪問する、ページをスクロールする、リンクをクリックするなどの様々なアクション（＝イベント）、すなわち、訪問したサイトの行動を質で評価できるということ。
どういったデータを取得するか？ 取得すべきデータが増えてきた時点でスプレッドシートにまとめておくとよいでしょう。イベントの種類で設定方法が変わります（１）自動収集イベント（２）測定機能の強化イベント（３）推奨イベント（４）カスタムイベント
自動収集イベント：最低限サイトの状態の把握に必要な指標
セッション数（訪問の開始数）、表示回数（ページビューの記録数）、総ユーザー数、エンゲージメント（10秒以上の滞在・2ページ以上の閲覧・CVイベントの発生のいずれか）、直帰率（エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合）、離脱数（セッション中の最後のイベントの回数）
測定機能の強化イベント：オンとオフのトグルがある スクロール数や離脱クリックは気になるところ😅
スクロール数（90％までの到達数）、離脱クリック（外部ドメインへのリンク）、フォームの操作開始（フォームを操作開始した時の計測）、フォームの送信（フォームを送信した時に計測）、動画の再生開始、動画の再生終了、ファイルのダウンロード
Googleアナリティクスの管理画面（左下の歯車アイコン）から「データストリーム」をクリック：
データストリームで既に受信している過去48時間のトラフィックの右側に示されている「＞」をクリック（特に追加する必要はありません）
拡張計測機能が全てオンになっていることが確認できました：
推奨イベント： 現状は必要なし
ログイン（ユーザーがログインした時に計測）、シェア（ユーザーがコンテンツを共有した時に計測）、サインアップ（ユーザーが会員登録した時に計測）
カスタムイベント： 完全に手動で自由に設定できるイベント
GAの管理画面やタグマネージャー＊を使って設定できる。コンバージョン（サイトのゴール指標）の計測、ポップアップの表示・クリック数の計測、90%以外のスクロール率の計測、フォーム内の各項目の入力完了率を計測、サイト内リンクのクリック数を計測（外部ドメインへのリンクは測定機能の強化イベントで取得）、アコーディオンメニューのクリック数を計測、など
以上がGA修行の第一歩です。次回は設定したデータがGA４で取得できているのかを確認したいと思います！
＊いよいよGoogleアナリティクスのアカウントを作るとなった際、「Googleタグマネージャー」を使って設置する計測タグの話になったが、初心者にはおすすめできず、WordPressのテーマ「Cocoon」のGAの計測タグを設置する機能を使うことを予告しました。
