土曜の午前中は買い物に出かけたりガソリンを補充したりと貴重な時間なのですが、今日は足を伸ばして東京の多摩川地域、サザエさん通りにある世田谷中央キリスト教会に行きました。自宅の近くの公園では染井吉野がすっかり葉桜でしたが、桜新町の通りでは、里桜(一葉:八重桜の一種)が見頃を迎えていました。自宅の最寄駅から9時過ぎに乗車した際には、休日の電車を思わせる穏やかさでしたが、東急田園都市線、長津田駅からの急行はかなり混んでいました。若い頃は人混みに抵抗がなかったのですが、今では都心に来るととても疲れます。
桜新町に早く到着したので、久しぶりに美味しい100円コーヒーでも飲みながら花見が出来るかもと期待。駅の最寄りマクドナルドの一階の入り口を入ると見慣れないキャッシュレス決済用のパネルが設置されていて、戸惑っていると受付の方がコーヒー一杯の注文をさばいてくれました。2階の窓際の席から美味しいコーヒーを飲みながら、八重桜を見下ろす形で花見が叶いました。今年は実に花見の機会に恵まれています。ついでにFREE Wi-Fi*に接続してちょっとデジタルノマド。
さて本題の教会での学びです。今回は災害対策について福岡めぐみ教会の大塚先生のお話。日本は美しい四季があり、安全で、さまざまな美味しい和食、淹れたての美味しい100円コーヒー、便利なコンビニ、水、温泉、ウォッシュレットなど、山奥でもない限り暮らしやすいことが特徴ですが、日本は実に災害の多い国(=災害列島)です。直近の大震災、2024年元旦の能登半島大地震の際、5日にはキリスト者の支援機関(能登ヘルプ)が立ち上がったとの事。日頃から教会のネットワークが形成されていた事が大きいようです。
物理学者の寺田寅彦の警句、災害は『忘れた頃にやってくる』。0から7まで10段階ある震度のうち、最大の震度を経験した東日本大震災。火事は木密地帯で最大化し、その最大要因となったガスの復旧には仙台で二ヶ月程度かかりました。仮設住宅で2年以内に退去できた人は10%。令和関東大震災が起こったら、東京都で救急車は300台、消防車は600台あまり、とても間に合いません。意識を深めて被災のイメージを描くことが大切です。木造住宅には可能な範囲で耐震補強があると良いでしょう。災害発生の直後には(エレベーターの中であれば全ての階のボタンを押すなど)命を守る迅速な行動が望まれます。街角のWiFiにさっと繋げるようにしておくのもよいかもしれません。避難所での暮らしはどうでしょうか、温かい汁物だけでなく、体を洗って清潔にすることも必要です。加齢による身体面での不安もありますし、薬を飲まれている方はその備えもあります。一方で、在宅避難には自己責任が求められます。ネットワークとしての連絡網はもとより、ハザードマップ・防災用品の備え、防災訓練、緊急災害情報掲示板、救命講習、炊き出し、町内会との協力など、教会が地域防災に協力する信頼関係が望まれることの大切さを学びました。
*マックでFREE Wi-Fiするにはマクドナルドの会員登録をする必要があり、会員登録しました(100円プレミアムコーヒーの先駆者マックは賢い戦略で会員数を増やしているのだなあと妙に感心)。フリースポットでのWiFi使用時は、個人情報やネット銀行の取り扱いを控えましょう。フリースポットではハッキングを狙った偽物のWiFi接続先が表示されることがあります。WiFiの利用時に会員情報が必要な場合はハッキング対策としてメールアドレスでの利用が推奨です。
