読書:愛の挨拶

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大人のピアノ教室と小説の世界

最近、ピアノ教室でレッスンを受けてみたいな、という気持ちが強くなり、図書館で音楽コーナーで、音楽を題材にしたレッスン本を探していました。そんなとき、俳優の山崎努さんが紹介していたこの小説に出会いました。真摯に音楽と人の人生を描いた作品で、ページをめくるごとに惹き込まれていきました。

小説に登場する音楽たち

物語には、有名なピアノ曲がたくさん登場します。

  • トルコ行進曲
  • 「ティファニーで朝食を」のムーンリバー
  • リチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」
  • ビリー・ジョエルの「オネスティー」

そして題名にもなっている「愛の挨拶」。これはイギリスの作曲家エルガーが婚約者に贈った曲で、若い頃に作られたためか軽やかで親しみやすい旋律です。
👉 愛の挨拶 YouTubeショート

曲に思い出や口ずさめるフレーズがあると、物語への没入感がぐっと高まりますね。

主人公は「どこにでもいるおじさん」

主人公は定年間際のサラリーマン。派手さはなく、親戚のおじさんのような温かみのあるキャラクターです。大人のピアノ教室に通う理由は人それぞれですが、物語では「定年後に妻と一緒に合奏したい」という動機が描かれています。ちょっとドラマチックですが、どこか現実味もあって共感できます。

ラストの合奏と共鳴

夫婦の結婚記念日が自分の結婚記念日と同じ日だと気付いたときは驚きました。物語がぐっと身近に感じられ、ラストの合奏シーンには胸が熱くなりました。美しいと評判のラストに、自分も同じように感動できました。

ピアノ教室を探してみた

この本を読んだことで、大人の音楽教室への興味が一気に高まりました。特に個人レッスンに惹かれます。継続のポイントはやはり、

  1. 通いやすさ
  2. 講師との相性

この2つに尽きる気がします。

多摩南エリア、とりわけ相模原市で気になったピアノ教室をメモ:

  • そらまめピアノ:レッスン時間固定。仕事しながらは難しそう。
  • なかやまピアノ教室:働きながらでも通えるかも。
  • あらうみ音楽教室:先生が同郷(福井県出身)で親近感!
  • ショコラピアノ教室:大人向けに力を入れている印象。

相模原市の音楽教室は駐車場完備のところが多く、車通いなら雨の日でも気楽に行けそうです。

次に読みたい一冊

今回の小説で作者・本岡さんの作品に惹かれました。次は「夏の魔法」を手に取ってみたいと思います。

本岡類(2007)愛の挨拶(新潮社)

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