読書:A WORLDWIDE GUIDE PLANKTON プランクトンの世界

プランクトンといえば、学校で学んだゾウリムシ🩴ミジンコ、プラナリアなど、顕微鏡を使って観察する水中に存在する微生物を思い浮かべます。

「美しい水中の神秘生物」美しい本です。他の海洋生物に比べてあまり泳ぐことのできない、あるいはまったく泳げない水圏生物を指すPLANKTON。海のスープと目され、食物連鎖の基盤となっています。プランクトンは地球にとって影の英雄。その多様性を圧倒的なビジュアルで学ぶことができる図鑑(ビジュアルブック)の登場です。日本人を含む写真家が撮影、海洋生物学者が案内するユニークな生き物たちの世界。著者の一人、鹿児島大学の水産学部で絶滅危惧種の研究を続けておられる小針先生は、その営みをアメーバブログ(アメブロ):COPE (KU Plankton Lab) に綴っておられます。

自宅でエビを飼い始めたせいか、エビらしきプランクトンに目が留まります。巨大な群れを作って群泳する「南極オキアミ」(南極オキアミは世界中の水族館の中で、名古屋港水族館だけで見ることができます)サイズ6cm。バイオマスで言えば、この惑星で最も成功している動物であるといわれているそうです。小エビに良く似ているこのプランクトンは、地球上の動物の中でも巨大なゲノムを持ちます。

図鑑の説明文は科学の発展とともに書き換えられるものですが、それにしても、写真家たちが撮影した海洋生物の世界は真に美しい😮‍💨

トム・ジャンクソン&ジェニファー・パーカー(2025)迫力ビジュアル図鑑 プランクトンの世界

グラフィック社
ビジュアルでわかりやすい本を数多く出している出版社。デザイン、美術、マンガ技法、ガーデニング・インテリア、ドール、料理、手芸、ホビー、サブカルまで、多くの分野でオリジナリティ溢れる書籍を出版しています。
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