ChatGPTだけじゃない!生成AIツールの世界へ
「としきおやじのウェブサイト」では、ChatGPTを使って記事の引用文を整えたり、アイキャッチ画像を作ったりしています。
でも実は、生成AIツールってChatGPTだけじゃないんです。
最近読んだ「GPT MASTER AI活用ブログ」の記事、
『2025年上半期「生成AI業界」まとめ:注目の新ツール10選と見えてきた3つのトレンド』
の中で紹介されていた10番目のツールが気になりました。
その名も── Grok-3(xAI Grok-3)。
イーロン・マスクが立ち上げたxAIが開発しているAIで、X(旧Twitter)上でも話題になっているとのこと。
ChatGPTに似た会話型AIですが、ユーモアや“人間らしい返し”に強いという特徴があるそうです。
Grokって聞いたことありますか?
私は正直、最初に名前を見たとき「グロック?グロク?」と読み方すら迷いました(笑)
調べてみると、“Grok”には「深く理解する」「本質的にわかる」という意味があるそう。
まさにAIにぴったりの名前ですね。
「Grok(グロック)」とは、アメリカの作家ロバート・A・ハインラインが1951年のSF小説『異星の客(Stranger in a Strange Land)』で初めて使った造語で、英語圏では特に技術分野やオタク文化で浸透しています。「Grok」は単に「理解する」という意味ではなく、
深く直感的に、完全に理解し、同化すること
を表します。最近ではElon MuskのxAIプロジェクトにおける大規模言語モデルの名前にも使われており、ここでも「深い理解」を強調する意味合いがあります。
Grok-3で一瞬生成!— ChatGPT用プロンプトをそのまま走らせた話

2025年に Grok-3 が登場し、いまは Grok-4(イーロン・マスクいわく「地球上でもっとも賢いAI」)まで出ていますね。試しに、もともとChatGPT-4o向けに作っていた“アイキャッチ画像生成”プロンプトを、X(Twitter)上で使える Grok-3 にそのまま投げてみたら——あっという間に画像が出力されました。速さ、正直びっくり。
使ったプロンプト(整形版)
- 前提条件
- 依頼者:個人ブロガー
- AIの役割:創造的で良識ある画像アシスタント
- 用途:個人ブログでの使用
- 制約条件
- 出力までの思考ステップ(推論過程)を明示
- 市場トレンド/消費者ニーズに基づいた構図提案
- 成果物
- アイキャッチ画像:1200×630 px
- 参考URL:https://toshikit.com/reading-a-book-what-is-crispr-powerful-way-to-change-dna/
- 依頼内容(要点)
- 「チノパン×髪の毛ありの“ぽんぽこ狸風”オヤジ」を主役に
- 『平成狸合戦ぽんぽこ』風の空気感で温かみのある手書き文字を配置
- ブログタイトルは短く再編集して画像に組み込み
- 画像に英語タイトルを入れ、日本語へ意訳
- ブログの**要点(日本語)**を短く付記
- 思考ステップ → 構図提案 → 最終生成指示の順で提示

Grok-3の画像は“写真級”、でも文字はやっぱりChatGPTで。
Grok-3で生成した画像は、まるで写真のようにリアルでクオリティが高く、思わず「これAIなの?」と驚くほど。
ただし──やはり文字はちょっと苦手のようです。
英語タイトルや日本語の手書き風文字を入れても、形が崩れたり、意味が通らなかったりと、まだまだ精度は発展途上。特にブログ用のアイキャッチ画像では、タイトルの可読性と雰囲気の統一感が大切なので、流石に“出鱈目文字”のままでは掲載できませんでした。
というわけで、最終的にはこれまで通りChatGPTで構図を整え、Canvaで文字を配置して仕上げました。
読書記事、「CRISPRってなんだろう? ┃ A Powerful Way to Change DNA」 のアイキャッチ画像です。
Grok-3の出力:率直な所感
- 出力スピード:体感で超高速。画像提示までの待ち時間が短い。
- プロンプト忠実度:長文プロンプトでも要点を外さず、構図・文字入れまで一気通貫。
- ブログ運用との相性:1200×630の横長比率に素直に合わせやすい印象。
- 英日タイトル&要点:英語タイトル→日本語意訳→要点の流れがそのまま記事下書きに流用できて便利。
余談:同じプロンプトをChatGPT-4oでも試していましたが、Grok-3は“即時性”が強み。一方で、細部のディテール調整や複数案の吟味は、引き続きChatGPT側の強みも感じます。
まとめ:Grok-3は“速攻で形にする”のが得意
- 長文プロンプトでも即時に画像案が返り、ブログの初稿づくりが加速。
- ChatGPT-4oの丁寧な推敲力と、Grok-3(→4)の生成スピードを使い分けると最強。
- 公開前に表現のトーン調整と法的リスク回避(“◯◯風”の言い換え)は忘れずに。
次回は「映画鑑賞」記事のアイキャッチをGrok-3で!
Grok-3を使ってジブリ風の背景に「ダンディーなおやじ」を描くのは、今回でひと区切りにしました。
絵の雰囲気は抜群に良かったのですが、やっぱり文字の再現性が今ひとつ。
次回は、思い切って映画鑑賞の記事のアイキャッチ画像を、Grok-3で生成してみようと思います。🎬
おまけ:超速画像生成AIがトレンドに!
ちょうどタイムリーなことに、王子のAIラボ「AIディレクターZEN」さんのnote記事
『2025年前半にバズりまくった!生成AIトレンド8選』 を読んでいたところ、
なんとトレンドの1番目に、
「秒で絵が完成する超速画像作成AI」 が紹介されていました。
まさにGrok-3のような“瞬間生成”タイプのAIが、いま一番注目を集めているようです。
ほんの数秒でクオリティの高い画像が出てくる時代。
これからのブログづくりは、
「文章はChatGPT、画像はGrok」 という組み合わせが定番になるかもしれませんね。

