昨日、共通の映画アイキャッチ画像を作るときにお世話になったのが、Grokのバージョン4.1。
改めて使ってみて感じたのは、写実性の進化がとにかくすごい、ということです。もう「写真と見分けがつかない」と言っても大げさではないレベル。
何より驚いたのは、生成された自分(?)が「どこにでもいそうなダンディーおやじ」になっていたこと。AIの表現力、恐るべしです。
そんな折、ふと目にしたニュースに少し考えさせられました。
2026年1月9日から、Xのリプライ(返信)欄での画像生成・編集は、有料会員のみ利用可能になるとのこと。
「なるほどなあ」と、妙に納得してしまいました。
これだけリアルな写真レベルの画像が、誰でも簡単に作れてしまう時代になると、
- なりすまし
- 誤情報の拡散
- プライバシー侵害
- フェイク画像の悪用
といったリスクが一気に現実味を帯びてきます。
特に「リプライ欄」は、他人の投稿に直接影響を与える場所。
そこに無制限で強力な画像生成・編集機能が置かれるのは、確かに少し危うい。
だからこそ、
- 無差別な画像生成・編集の乱用を防ぐ
- 悪意ある使い方のハードルを上げる
- サービス全体の品質や健全性を守る
という意味での“有料化”なのだろうな、と感じました。
無料で使えることは便利さを一気に広げますが、その分だけトラブルの種も増えます。
技術が進歩すればするほど、
「誰でも使える」よりも
「誰が、どんな責任のもとで使うのか」
が問われる時代になってきたのだと思います。
便利さと安全性のバランスを取るための有料化は、少し大人びた、現実的な判断にも見えますね。
そんな少し硬い話題の一方で、最近のSNSにはとても素敵な明るい話題もあります。
松山ケンイチさんの「誰も傷つけない悪口選手権」。これが本当に秀逸。
代表作が「存在がポン酢」。
いるだけで場の空気がさっぱりして、何にでも合って、全体をまとめてくれる。
これ、もはや悪口なのか褒め言葉なのか分からないくらい、やさしい表現ですよね。
そこから派生して:
- 存在がマヨネーズ
→ いるだけでコクと安心感が出る人 - 存在が塩
→ 地味だけど絶対に必要な人 - 存在がバター
→ 場を一気にリッチにする人 - 存在がわさび
→ ピリッとした刺激をくれる人 - 存在が砂糖
→ 優しくて場を和ませる人 - 存在が七味
→ 個性強めでアクセントになる人
どれも悪口なのに、どこか温かい。
さらに面白いのが「反対側」の言葉遊び。
- 存在がポン酢
→ いるだけで場の空気をさっぱりさせる人 - 不在がポン酢
→ 欠けることで、空気のさっぱり感を測らせる人
つまり「不在が○○」は、
「いなくなって初めて、その大切さが分かる存在」。
実はこれ、最高級の褒め言葉かもしれません。
気がつけば話は、
Grokの写実性から、
有料化と責任の話になり、
そして「やさしい悪口」へと脱線していました。
でもどこかで、全部つながっている気もします。
これからは、Grokのような写実系AIを使って、
- 直接傷つけない
- 風刺として笑える
- どこか愛情のある悪口
を表現し合う時代が来るのかもしれません。
昔が「川柳・狂歌・落語」なら、
未来は「生成AI × ポン酢構文」。
写真のようにリアルなAIと、
日本語ならではのやさしい皮肉。
なかなか面白い文化の進化だな、と思います。


