日曜日は教会へ:秋を感じた朝と旅路の恵み

秋の花の飾り付け第二弾 教会
先週から秋らしい雰囲気を出す花が生けられています!
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「秋は来るんだ〜」と感じた朝

9月に入っても続く残暑。今年は例年と違って異常気象だなあ…と思いながら過ごしていましたが、この数日続いた雨のおかげで、今朝は久しぶりに涼しい空気を感じました。

とはいえ、9月下旬の最高気温予想はまだ30度。十分「暑い」と言える数値ですが、それでも秋晴れの空の下で、ほんの少し季節の変化を感じられるのはありがたいことです。

そして教会で味わえる秋といえば、講壇横に生けられる花。ここ数週間、週ごとに少しずつ違う秋の花🪻💐が登場していて、その彩りに季節の移ろいを感じさせてもらっています。

年間聖句と共に歩む一年

多くの教会には「年間聖句」というものがあります。その年を通して教会全体が心に留め、共に歩むために選ばれる聖書の言葉です。

今日の礼拝は伝道礼拝(歓迎礼拝)。メッセージの中心は、今年の年間聖句からでした。

『私は山に向かって目を上げる。
私の助けはどこから来るのか。
私の助けは、天地を造られた主から来る。』
(詩篇121編1〜2節)

この詩篇は「都上りの歌」と呼ばれる巡礼歌。旅人がエルサレムに近づくときに歌ったと言われています。

日本の山々には、登山道の入り口に鳥居や祠があるように、人は自然の大きさを前に「よりどころ」を求めます。巡礼者もまた「私の助けはどこから来るのか?」と問いかけました。

そして答えは明確です。「私の助けは、天地を造られた主から来る。」

目の前に平坦な道が約束されているわけではありません。それでも、共にいてくださる主がいます。旅路は死へと終わる道ではなく、永遠の命に続く道。神の恵みと共に歩む人生こそが、私たちに与えられた道なのです。

飛び石連休と秋の旅路

今週は月曜日を挟んだ飛び石連休。せっかくの秋晴れの空の下、私は町田から太平洋ルートを通って、故郷・福井へ向かっています。

新幹線ひかりで米原へ、そこから特急で敦賀へ、さらに北陸新幹線へと乗り継ぐルート。長い移動ですが、食欲の秋と読書の秋を楽しむ旅路でもあります。車窓から遠くに山々を見て、登らなくても自然と「山に向かって目を上げる」ひとときが訪れます。秋晴れの日ならなおさら、空の青さと重なる稜線が心を澄ませてくれるかもしれません。

新幹線で富士山を眺めたいなら「E席」を押さえたいところです。けれども、ひかり号はのぞみに比べて運行本数が少ないため、気づいたときには人気の窓側席がすでに埋まっていることも…。富士山ビューを楽しみたいなら、早めの予約が安心ですね。

でも、海側の席に座ったとしても、また違った風景が待っています。陽射しを受けてきらめく水面や、町並みの合間にちらりと見える港の風景。山の雄大さとは対照的に、どこか開放的で軽やかな時間を感じられるでしょう。どちらに座っても、それぞれの「旅の物語」が広がるのが列車の旅の魅力かもしれません。

秋は祝日が多く、ちょっとした旅行に出かけやすい季節。登山をする人も、ただ山を見上げる人も、海を眺める人も、あるいは街で秋を味わう人も、それぞれの過ごし方がありますね。どうぞ皆さんも、お出かけの際はお気をつけて。

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