今年は七月に入る前に梅雨明けした西日本ですが、東日本では一向に梅雨明けする気配がありません。梅雨明けした東海地方のように関東地方も暑い日が続いていますが、局地的な豪雨のニュースを時々目の当たりにします。今朝の多摩南*は曇り空です。
今朝も車で、途中で高齢の方をお乗せして8kmちょっと離れた教会に向かいました。11年間乗り続けた車(ホンダのフリード)を買い替える事になり、これまでに登録した地点や音楽が全て工場出荷設定で空っぽになりました。過去の思い出を振り返る間がなくとも少しセンチな日曜日の朝。
今日のメッセージのタイトルは「罪への誘惑」マルコの福音書9章42-50節からでした。自身の受難を弟子たちに度々お話しされたイエス。日毎に言い方が厳しくなっていきますが、弟子たちは実際には完全には理解しておらず、信じきっていません。イエスの受難が迫る中でも、自分たちの中で誰が一番偉いのか(立ち位置・地位が上なのか)を議論するありさまでした。
「わたしを信じるこの小さい者たちの一人をつまずかせる者は、むしろ、大きな石臼を首に結び付けられてしまうほうがよい」信じないものは罪に定められ、滅びであり、裁きを受けて地獄に行くと解釈されるような警告を受けます。天国の反対で、地獄に投げ込まれる、地獄に投げ込まれると言われていい気持ちをする人はいません。ゲヘナ(裁きの場:永遠の滅び)やハデス(陰府)は死後の世界で、時にゲヘナは地獄の概念に近い意味を表します。
因果応報、自分の誉れや満足のため、同じ恵を受けている人をつまずかせるのは大きな罪です。神への信頼・従順から遠ざける原因や出来事がつまずきとなり、神様に背を向ける神への背きや不信仰につながります。強烈なイエスの招きの言葉がここにあります。自分自身が神に背く反逆者は誘惑に打ち勝って、神に向き合うことが必要です。小さい弱い信仰であっても神様の事を向くことの大切さを学びました。
神は弱い者を神の国へと招いておられます。2025年7月6日の日曜礼拝にて。